2019年06月04日

放射性物質が6000から10000メートル底の超深海で検出される

放射性物質が6000から10000メートル底の超深海で検出される
深海

予想されていたよりもかなり早く放射性物質が、海底の6000から10000メートル底という超深海で検出されたのだそうで、専門家は驚いているようで、1950年から60年代の冷戦時代に盛んに行われていた核実験で大気中に放出された放射性炭素が、核実験が抑制されることで大気中の濃度が下がったのですが、その放射性炭素が予定していたよりも早く超深海へ到達して検出されるようになったようです。

専門家によると放射性炭素が超深海へたどり着きまでは1000年以上掛かると予想されていたようですが、60ー70年と予定よりかなり早く到達してしまったようで、食物連鎖を通じて早くたどり着いてしまったと考えられており、深海に住む生物は地表近くの生物よりも細胞の入れ替わりが遅く、寿命も長い上に身体の大きさも大きい傾向にあり、放射性物質が体内に蓄積されやすいと考えられる用です。

超深海の生物は寿命が長く、細胞がゆっくり入れ替わる成長速度が遅いことから、放射性物質による影響、もしくは突然変異が襲い可能性もありますが、きっと調査は続けられると思いますので、今後何か影響が出てくるか報告されるかもしれません。

一時地球の大気中へ拡散した放射性物質が10000メートル底の深海へ到達しているのは、地球のほぼ全ての超深海へ到達しているかもしれませんし、他に行き場がなければ、超深海へかなりの量の放射性物質が集まって退席するような環境になってしまうのかもしれません。



Posted by ふわり at 08:49